- 「えっ!俺がやるん?!」牛乳瓶を受取りながら幸一が不満たっぷりの声をあげる。
平成13年8月5日の昼下り、ある野池での事である。
竿を使わずにブラックバスは釣れるか?という実験が成されようとしていた。
それもリールの代りに牛乳瓶を使ってである。
その選手として抜擢されたコウイチもたまったものじゃなかっただろう。
せっかくの休日にバスフィッシングを楽しみに来たはずなのになんで・・・?といったところである。
それもつかの間。「あっ、来た来た!!引きよる!引きよる!!」
- まさにその幸一の言葉であった。
|
「竿の感度が違うよ!」全てはその一言から始った。
- 亮が竿の感度によって釣果に差が出るという
事を語り始めた時の一言である。確かにそうかもしれない。
- 冬場のまさに、ルアーが地面の石につまずいたのかと勘違いさせられる程のショートバイトを
- 鋭く感知し、なおさらアクション出来るかというともたついた竿ではちょっと心細い。
- バスのバイトはラインを通じてロッドが人間の手に伝達する構図だとした時に、
- もしかその伝達役のロッドを省いて、直接、バスのくちさばきを感じ取れないものだろうか?
まさに、ロッドの役目なんか何もわかっちゃーいないと非難されそうな一つの挑戦であった。
|
|
|
「あっーー!くそ!」「アタリはあるのにーーー!!」幸一が言う。
「ジャボッ!ジャボッ!」こちらはバスの跳ねる音である。
無論、幸一の竿先(?)からではなかった・・。
となりでまさに釣りを楽しんでいる亮の竿先からであった・・・・
つづく・・
|
- しー
|
|